進化したセルフタンニングの効果

日焼けをした精悍な身体は魅力的なものですが、最近では太陽光のリスクを避けたセルフタンニングの人気が高まっていて、その効果も進化しています。

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進化したセルフタンニングの効果

セルフタンニング剤の原料


世界初のセルフタンニング剤はシェリング・プラウグループが運営するコパトーン・ソーラー・リサーチ・センター(通称CSRC)で開発されました。


成分となるジヒドロキシアセトンのことをDHAとも呼びますが、一般的にDHAはドコサヘキサエン酸のことを指すので、混同しないよう注意してください。ジヒドロキシアセトン (dihydroxyacetone) はグリセルアルデヒドと並ぶ最も小さな単糖で、皮膚に塗ると小麦色になるので、セルフタンニング用の肌色着色料として使われるようになっています。


原料はサトウダイコンやサトウキビで、これを精製したり、グリセリンを酸化させることによって製造されます。ちなみにジヒドロキシアセトンがピルビン酸と結合したものは、脂肪燃焼効果があり筋肉を増強させるサプリメントとして活用されています。


ジヒドロキシアセトンは、1920年代に皮膚を茶色に着色する色素として発見され、戦争による中断後、更に研究を進められました。この当時の目的は尋常性白斑の患者の治療のためで、ジヒドロキシアセトンは角質層を突き抜けて浸潤することがなく、皮膚の着色には毒性は全くないことを確認したのです。


生成した色素は総称してメラノイジンと呼ばれますが、これは紫外線による日焼けをしたときに生成される色素であるメラニンと良く似た構造を持っており、セルフタンニングにも使われるようになりました。


進化したセルフタンニングの効果