進化したセルフタンニングの効果

セルフタンニングとは別名サンレスタンニング(sunless tanning)とも呼ばれていますが、その狙いは太陽光を浴びることなく日焼けしたような肌を作ることとなっており、日本では自分で自分の肌を焼くことからセルフタンニングという呼ばれ方の方が多くなっているようです。


英語の「Self Tanner」、「Fake Tan」なども同じ意味となります。日光浴や日焼けマシンによる日焼けをする場合は皮膚癌やシミができるなどの危険性があります。特にこれは白人の多いアメリカでは社会問題にまでなっていたのですが、これを回避するために開発されたのがセルフタンニング剤なのです。


セルフタンニング剤はグリセリンを発酵させることで得られるジヒドロキシアセトンや、小麦の糖から抽出されるエロトロースなどが原料で、これが肌の角質部分のタンパク質と化学反応を起こして小麦色になるのが基本的な原理です。


太陽光による日焼けと大きく異なるのは、メラニン色素を刺激しないという点で、肌にシミをつくりません。ただし持続性はあまりなく、セルフタンニング剤を使用後、一週間ほど放置すると元の肌の色に戻ってしまいます。


最近では肌の深い層まで浸透するセルフタンニング剤もありますし、海外ではセルフタンニング剤をエアブラシで体に吹き付けるサロンも人気となっているようです。